
自己啓発系とかライフハックに興味があるなら、この本だけ読んでおけば良い、というのが7つの習慣。
ほとんどの自己啓発系ライフハック情報が本書の焼き直しと言って良い。
7つの習慣の概要は以下
- 主体性を持って行動する
- 目的を持つ
- 優先順位を決める
- 双方が良くなる道を見つける
- 相手を理解することで理解されるようになる
- 創造性の協力
- 常に向上していく
主体性を持って行動する
受動的というのは反応しているだけの状態のこと。
その反応をコントロールするのが主体性を持つという事。自分の反応を俯瞰して、コントロールすることで主体性が持てる。
例えば満員電車で足を踏まれたとき、怒るのはただの反応。感情をコントロールして怒りを鎮めるのが主体性を持つということ。
目的を持つ
人生の終わりに自分がどうありたいのか、そのためにはどうあるべきか信条を書き出し、それを日々選択しなければならない物事を測るものさしとして使う。
優先順位を決める
すべての事柄が同じ優先順位ではない。必ず甲乙がつけられる。目的を実現するためにまずやるべき事を優先的に考える。
双方が良くなる道を見つける
競争の先にある考え方。相手だけが得をする場合、自分だけが得をする場合、勇気を持って断る。そうすることで真に満足できる状態が訪れるようになる。
相手を理解することで理解されるようになる
自分の事を理解してもらうというのは何者にも代え難いもの。そのために一番効果的なのは相手を理解すること。
創造性の協力
相手と自分が同じだと足し算にしかならないが、相手が違う特性を持っているからこそ創造性が発揮され、かけ算のように良くなっていく。
違いを認める事で相乗効果が現れる。
常に向上していく
以下のバランスを保ち向上させる事。
- 肉体
- 精神
- 知性
- 情緒
それこそが成功を支える最も重要な資源になる。
これらはすべて「やれば良くなるのはわかるが、実際で来たら苦労しない」ということだ。しかし重要なのは、この習慣の言い方を変えただけの自己啓発本が今日も発売されているという事。二番煎じの啓発書に無駄な金を払うよりは原典にあたったほうがいいだろう。
6/06/2014