パプア高地人というパプアニューギニアにいる部族は、タロイモとヤムイモくらいしか食べないのに日本人よりも筋骨隆々な体をしている。
筋肉を作るにはタンパク質が必要だが、その部族の平均的な芋の摂取量から一日に得られるタンパク質は日本人の平均的食事から得られるタンパク質の1/60程度だ。
それでも頑健な筋肉が作られるのは、腸内菌が芋の栄養成分を変化させているからだという。ちなみに日本人がその芋を食べても屁がでるだけでほとんど栄養になることはない。
しかし豚を食うと腹痛で死ぬ事があるらしい。
日本人も海苔から栄養を接種できる唯一の人間らしいし、腸内菌は栄養よりも重要な要素なのかもしれない。
つまり、腸内菌が上手い事人が吸収できる栄養に食物を変換してくれなければ、いくら栄養価の高いものを食べても、排泄されて栄養失調になってしまうのだ。
だから、野菜を食おうが玄米を食おうが、腸内菌が栄養に変えてくれなければ健康にはなれないということだろう。
食事で健康になりたいのであれば、腸内菌を活性化するための方法を調べるのが良さそうだ。 たぶん、日本人とか体質に適したやり方があると思う。一概に同じ事すればうまく行くタイプの話ではなさそうだ。
6/09/2014