自炊といっても、調理の方ではなく「自分で吸い出し」の方。つまり本をスキャンして画像、もしくはPDFファイル化する方法。
自炊と聞くとこういうのとか、
使わない理由
使わない理由は簡単。
- 置き場所がない
- 切れる本のページ数に制限がある
- 使用頻度
- 替え刃が高い
置き場所がない
都内で家庭持ちで小さい子がいたらまず所有は不可能だろう。
そうじゃないならうらやましい。
切れる本のページ数に制限がある
制限があるとかいっても、さすがに1000ページの本とかを切る人はいないだろう、 というのは甘い。むしろ1000ページの本こそ自炊すべき本だ。
2〜300ページはそれほどかさばらないし、数が多くなってきたら業者に頼んだ方が楽で安く綺麗な状態でデータにしてくれる。
よく考えてみるとわかるが、それほどデータ化する必要がある本は少ない。
データ化する理由
データ化する理由はこんなところ。
- 持ち歩きたい
- 電子書籍が存在しない
- iPhoneで読みたい
- バックライトついた端末で暗いところで読みたい
- PCモニターに表示したい
- 本棚がいっぱい省スペース
大型本や、ページの多い本が基本となる。
使用頻度
勢い良く本を裁断し始めるのは良いが、それを何冊やるのか、日常的にやることなのかどうかを考えると、やはりそれほどやる事はない。そう考えると、使用時間よりも保管時間の方が長くなりそう。
替え刃が高い
大体10000円くらい。受け木(1000円くらい)という物も合わせて買わないといけない。
結局どうするか
ここまで書いてきた内容が当てはまらない人は何も迷わず購入しても良いと思う。ザクっと本の背表紙を斬るのは癖になるくらい気持ち良いらしいし。
で、ここからは自分はこうしたという内容。
まず絶対に必要な物
まずドキュメントスキャナ。これが無いと地獄、あれば天国。
2枚同時スキャンしてしまったり、紙づまりおこしたりすることがあるので、背表紙のノリが残っていないように気をつけないといけない。
次はカッターナイフ。
家にある物でもかまわない。長時間使う事になるので、手が痛くならないものがお勧め。
最初の切り始めはまっすぐ切る事が望ましい。その後からは直線に沿ってひたすらカッターを滑らせるだけ。
文庫本とかだったら一度で25〜40ページくらい切れる。
これらを見て「うわ、面倒くさい」と思ったらおとなしく業者に出すのが良い。
カッターで切るとか面倒過ぎるだろと思ったら、裁断機の最大枚数が200〜300という事実を忘れているのではないか。500ページの本を裁断する時は
背表紙部分をカッターで切って3つくらいに分けてからザクッと切らないといけない。
この背表紙を切る作業カッターでやってみたが、危ないし、綺麗に切るのが難しい。体感的には単純にページをカッターで切るより難しくて面倒くさい。
ということで、お勧めの自炊方法は以下
- カッターで1ページ目から切る
- そのときは物差しでまっすぐ切ると後からずっと綺麗
- ノリとかが残ったりしないように気をつける
- ドキュメントスキャナで読み取る
- 一度に読み取れる枚数を無理して超えないようにする
- キリのいい数字でPDFをわけておくと失敗しても怖くない
- PDFは後から1ファイルに結合可能
- iPhoneとかiPadで読む
- 読むためにお勧めのアプリがあるがまた今度
6/17/2014