小学生にもわかるように言うにはどうするか。
まず、「なぜ勉強するの」とか聞く小学生は勉強がやりたくないだけという前提を忘れてはいけない。(こんな質問をしてくる時点で、親の責任、つまり思考のフレームワーク作りを人任せにしたということだし、手遅れ感が否めないが、小学生ならまだそこまでこじらせてないはずなので、なんとかなるかもしれない)
とりあえず、はっきりやりたくない場合もあれば、できるならやりたくない程度だったりもするだろうが、ここで大人からの答えがあやふやだったり、途方もないことだったらさらにやる気を失い、自分の「別にやらなくても良いんじゃないか」という直感の正しさを確信することになる。
大人も無意識にわかっているので慎重になる。
とはいえ、こういう質問で親を困らせて自分を正当化しようと考えられる年齢になって、勉強が楽しくないという子供に無理に勉強をさせても大した効果はない。
それでも親心としては、少しでも勉強が楽しくなってもらいたい。
ということで、まずは「何の」勉強が役に立たないと思うのか逆に聞いてみることにしよう。
勉強全般に関してざっくり抽象的な話をしても、小学生では経験がないからほとんど想像できない。ただの大人の自己満足に終わる。
教科ごとに役にたつものが変わるので、興味がある方向に紐付けて伝えるのがいいだろう。
国語
- 漫画、本が深く読めるようになる
- 人に理解してもらう文が書けるようになる
算数
- 生活の中にある不思議な法則がわかる
- ペットの飼い方
などなど。
一言で説明するのは不可能。というかやっちゃいけない。大人の自己満足以外、何の解決にもならないからだ。
その都度細かく聞いて、答えをそのまま渡すのではなく、ヒントをあげて自分で考えさせること。自分の頭で考えて、答えを作り出す気持ちよさがわかるようになったら、そのうち「なんで勉強するの」とか聞かなくなるはず。
6/03/2014