漠然と漫画家は儲かるんだろうなあ、でも才能ないし、作るコストがとんでもないし、無理だ。と思っていたが、才能があってもかなり無理があるという事がわかった。
そりゃ自殺する作家も出てくるわ。
本気で漫画を描くのが好きでしょうがない人じゃないと続けられるような仕事ではない。
面白いのがwebで収益を上げようと自らが出版社のようになるところ。
漫画は編集の言いなりになるものではないと佐藤さんは言うが、同業者の漫画家に編集に育ててもらったのにとか、裏切り者とか、恩知らずといった事を言われる。
個人的な意見としては、広告的な役割が雑誌にはあったにせよ、一度知られれば後は作家の力がほとんどになっていく気がする。
まあ、何にしても漫画家ほど大変な仕事も少ないのではないかと。
どうしても関わりたいのであれば、高学歴になって編集になる事をお勧めする。
佐藤さんはものすごい漫画家だ。多分漫画家全体のうち1%に入る上位クラスの。
だが、かなり悲惨な扱われ方をする。そして収入も最高でサラリーマンである編集者の倍程度、もちろん浮き沈みがある少ない時は少ない。
これが、「
孝の素: 残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」でも書いた「言語能力、論理数学能力は少しだけ優れているだけで市場で高く評価されるが、それ以外の能力はものすごい能力(プロ野球選手とか歌手とか)がないと市場で評価されることはない」というヤツだ。
6/09/2014