速読についていくつか考える事がある。
- 読んだ証明
- 速く読む目的
- もの凄い量の本を読む人が「速読は無理」と言っていた
- 速読をうたう本がどれも胡散臭い
- 気がついたら速読してた時
読んだ証明
例えば「読んだ」という事を証明するにはしっかり読んだ人によるテストのようなモノが必要になってくるが、記憶力が悪いからテストの点が悪いということもある。
大まかな概要を説明させても、斜め読みで何とかなりそうだから、それなら「速読」でなくても良い。
速く読む目的
そもそも速く読む目的は何だろう。
大体が勉強のためとかだと思うが、それなら必要な要点を見極める方が重要な気がする。
もの凄い量の本を読む人が「速読は無理」と言っていた
もの凄い量の本を読む人、京極夏彦氏が「速読なんて無理ですよ」とラジオで言っていた。そしてある本を読んだ時間は4〜5時間とか言っていた気がする。一般的な人の読む速度とそれほど変わらない。ちょっと速いかなくらい。
あれだけの膨大な資料を有し、広大無辺な知識を持ち、情報を活用する作家がそういうのだったら、特に目的の無い素人が速読する意味が良くわからない。
速読をうたう本がどれも胡散臭い
なんでどれもこれも胡散臭いのだろう。視野を広げて、右脳で写真を撮るように、文字を頭の中で声に出して読まないようにとか、もっともらしい事を言っているような気がするが......
気がついたら速読してた時
不思議な事にもの凄いスピードで本を読んでいる事がある。
大体電車の中で読むのだが、隣に立っている(座った)人が荷物や肘を当ててきたりするとほとんど頭に入らなくなるが、邪魔が入らず集中していたら3〜5倍の量の文章を読んでいる事に気がつく。
物語系の小説も終盤になると相関関係が頭に入っているためか、普段の2倍くらいの量が読める。
読書は「環境」と「知識量」によってスピードが全く変わるので、単純に読むのだけを速くする速読を目指すより、環境と知識を整えて読書した方が良いのではないかという気がする。
8/13/2014